研究

私たち日本製薬の研究所では、
有効で安全な医薬品を社会に提供し、
病気に悩む人々へいち早く届けるとの方針のもと、
血漿分画製剤と消化器領域薬を中心に、
新たな創薬のタネ(価値)の発見を目指し、
日々挑戦を続けています。

Ready-to-useな血漿分画製剤を目指して

免疫グロブリン製剤や血液凝固阻止剤はかつて冷所保管の製剤でした。しかし、直接患者さんと接する医師、看護師あるいは薬剤師の方からは、「もし室温製品だったら患者さんに速やかに使用できるのに」との声をいただきました。そこで日本製薬では、Ready-to-useな製剤を目指し、免疫グロブリン製剤や血液凝固阻止剤の室温保管製剤への改良に成功しました。今では、より使いやすい製剤をお届けできており、更なる改善に向けて挑戦を続けています。

新しいタイプの胃蠕動運動抑制剤を目指して

胃蠕動運動(胃は収縮・膨張を繰り返しながら食物等を十二指腸に運んでいます)を抑えるために「ペパーミントオイル」を用いた院内製剤が一部の病院で使用されていました。しかし、「ペパーミントオイル」を用いた院内製剤は、白く濁っており、内視鏡検査の妨げになるという大きな問題に、日本製薬は取り組みました。「ペパーミントオイル」の主成分のl -メントールは揮発性及び水に溶けない成分であり、これをいかに安定で透明な製剤に仕上げるか。l -メントールと組み合わせた添加剤の数は数百。地道な検討を繰り返した結果、長期間において透明で、新しいタイプの胃蠕動運動抑制剤を製剤化することに成功しました。また、シリンジ化することで内視鏡から直接胃内に散布できる製品となりました。
 

患者さんの負担を減らす、散剤からペットボトル液剤へ

多くの経口腸管洗浄剤は、アルミ包装された散剤を容器に移して水を加えて溶解しています。日本製薬は、経口腸管洗浄剤に袋自体が自立するスタンディングパウチを利用することで別途容器を用意することなく、パウチ内で水に溶解できる製剤化技術に成功しました。更に、散剤から液剤に改良し、食品用ペットボトルを利用した医薬品を発売しました。ペットボトルを医薬品で使用するためには日本薬局方「プラスチック製医薬品容器試験法」の規格に適合する必要があります。医薬品用ペットボトルの選定から製造方法の改良などの試行錯誤を繰り返して製品化しました。

全社員が一体となり創り出す「日本製薬の価値」